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【セミナー名】
知的な大人の条件
【概要】
不動産投資コンサルタント高松伸吾氏による講演
【時間帯】 平日19:30-21:00 個別相談21:00-22:00
【おすすめ度】★★★★★
全部で10社近くの不動産投資セミナーに参加しましたが、エグジスタンスに限っては、ほかのどの会社とも違う点があり、そこを評価し一番オススメとして5つ星をつけさせていただきました。他の会社のセミナーは、どれもすべて不動産投資そのものについては必ず勉強になります。しかし、言葉を選ばずにいうと「どんぐりの背比べ」でした。
全ての会社のセミナーで、「日本経済の状況」「不動産投資のメリットやそのリスク」「不動産投資の変遷と今後」について説明しています。その中で、どんな不動産を選ぶべきなのか?そのタイミングについてよく理解できます。
また会社によっては、著名人が面白おかしく、新聞やテレビでは知れないような面白情報をお話ししてくれ、「今日はわざわざセミナーに来て本当によかった!」と思わせてくれるところもありました。
一方でエグジスタンスのセミナーですが、どこの会社とも違った点は「ライフプラン」というキーワードです。
セミナー選びの際に自分が感じたこととも被りますが、一口に不動産投資と言っても、本当にたくさんの方向性があり、たとえ今回のように「都心立地」「区分マンション」「新築&築浅」と絞ったところで、物件、パートナー選びなどそこから、さらに無数の選択肢があります。自分はどこを目指すべきなのか?正直よくわからなくなります。
その結果「とにかく、とりあえずやってみないとわからない」そんな気持ちにさせます。そして、実際多くの会社がそのような心理を煽り、セミナー直後に物件を紹介して、なんとなく購入させてしまうのではないでしょうか。(セミナーその日に営業活動や物件紹介を行う企業が多いようです。)
しかしエグジスタンスはそのスタンスに明確に「NO!」と突きつけます。そして、あなたのゴールを一緒に考えましょう。そのために、あなたのライフプランを聞かせてください。一緒に考えましょう。当然ですが「利回り」「購入価格」だけで選んではいけません。様々なリスクを一緒に考え、想定し、最終的に納得するまで、一緒に物件を探しましょう。というスタンスのように感じました。
私は不動産投資のプロになりたいわけではありません。自分のやりたい仕事は別にあります。そのうえで不動産投資で将来の経済的不安へのリスクヘッジをおこないたいだけなのです。
サラリーマンで不動産投資を行う多くの方はきっと私と同じように考えているのではないでしょうか。では自分が今、求めているのは何なのか?不動産投資情報なのか?不動産投資のパートナーなのか?と考えるにいたりました。
またエグジスタンスでは個人投資家同士の交流会を開催しているようです。これは私がセミナー参加した、どの企業にもない特徴でした。ゴルフコンペや花火大会の屋形船、お花見などを通して、ほかの投資家との情報交換ができるようです。
これらの会では、個別の相談などよりも、より気軽に話を聞くことができ、また不動産投資を実際にしている人との交流から情報収集をすることもできます。普段、不動産投資について話をしたいと思っても、まわりに相談できる人がほとんどいないというサラリーマンはすくなくないようです。これらの交流会をとおして普段、仕事で関わる人とは違った人脈をつくり、情報交換ができる場となりそうです。
日経ビジネスの「サラリーマン修活 定年後30年時代の備え方」からのエグジスタンスが出ている部分の抜粋コピーに書いてある内容が印象深かったです。
代表取締役の中山航氏のインタビューのなかで、8期連続売り上げアップの好調の要因について質問した際に、「"売って終わりの取引関係"から"購入してから始まる人間関係"飛躍していきたいと強く考えている」という言葉がありました。どの不動産会社でも顧客とのパートナーシップを大切にしているのには変わりませんが、好調の要因として、一番最初にこの顧客との信頼関係について述べ、その構築に力をいれていると明言する会社は他にあまりないように思います。
自らのサービスを単なる不動産販売コンサルティングでなく、人と人との人間関係をベースとした、ライフプランコンサルティング、資産運用コンサルティングだと定義づけているように感じました。
元気がいい感じです。でもいきなり営業してこないです。セミナー中もずっと後ろで待機しており、その姿勢も一緒に講義を受けているという感じでした。(人数がすごく多いのですが、一人ひとり教育?顧客の前という意識?志?が徹底されている印象です。)これは当然のことだと思っていたのですが、意外とできていない会社もあります。セミナー中に抜き打ちで後ろをチェックしてみてください。エグジスタンスには、足を放り出して、うなだれてケータイをいじっているような、営業さんはいませんでした。
本質とはずれるのですが、お土産があれば・・・とは思いました。ただ会社の規模なども考えると、不要なサービスにはコストをかけないという姿勢の表れかもしれません。もちろん無料で得られた情報その価値は十分あるものの、なんというか、ほかの会社ではあったお土産(役に立ちそうな書籍やQuoカード、おいしいサンドウィッチ)などもしあれば、それはそれで、満足以上の何かになり得た気がしないでもありません。