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東京圏の都市開発プロジェクトをエリア別に紹介。現在の状況と今後の展開を調べました。
投資用不動産を購入するのならどこが良いか。現在行われている開発プロジェクトをエリア別に紹介します。それぞれの状況をよく知り、どのエリアが良いのかを選んでみましょう。
上野駅が開業してからにぎわいを見せている上野エリアでは御徒町駅付近で「上野松坂屋南館」の再開発プロジェクトが進行しています。また日本橋再生計画も本格化し、神田へと流れ続いています。中核となるのは「日本橋2丁目地区再開発」です。高島屋日本橋店を保存しながら超高層複合ビル2棟の建築。さらに「日本橋室町3丁目地区再開発」でもオフィスや商業、ホールなどの複合施設が19年竣工予定となっています。
上野・御徒町~神田・日本橋の大規模都市開発
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新宿、四谷エリアでは、2016年4月に開業した駅直結の国内でも大規模な高速バスターミナル「バスタ新宿」を中心とした開発が続きます。池袋副都心エリアでは旧庁舎跡地を含んだ池袋駅周辺が開発の中核です。旧庁舎跡地では「豊島プロジェクト+新区民センター」が2020年春にグランドオープン。こちらは高さ約146mのオフィス棟、約1800席のシネマコンプレックス、約400席のカンファレンスホールなどを配置しています。「国際アート・カルチャー都市構想」を掲げている池袋らしく、国際的な文化にぎわい拠点を作る動きが広がっています。
品川では各駅を中心とした大規模な開発が行われています。現在注目されているプロジェクトは24年に本開業を予定している「品川新駅」です。折り紙をモチーフとする大屋根が特徴的で1日13万人規模の利用客を見込みます。またJR田町駅では駅直結の高層タワーを予定しています。業務等2棟、ホテル棟、低階層には商業ビルが入るこちらのプロジェクトは「TGMM芝浦プロジェクト」と呼ばれています。
田町・品川・目黒~豊洲・晴海の大規模都市開発
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渋谷エリアでは18年秋に開業する「渋谷ストリーム」が話題となっています。渋谷ストリームは旧東横線渋谷駅のホームと線路跡地、周辺敷地に高さ180mの高層ビルを建て、渋谷駅からの新しい人の流れを確保します。「クリエイティブワーカーの聖地」をコンセプトにしているため、商業施設だけでなくオフィスやカンファレンス施設、ホテル、保育所なども整備し、さまざまなワークスタイルを支援します。
虎ノ門エリアでは2020年に向けて、「虎ノ門ヒルズ」の隣接地に新たな超高層タワー3棟を建設します。「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」「虎ノ門ヒルズステーションタワー」の誕生により都市再生を一気に加速させようという構想が行われています。
渋谷~虎ノ門・赤坂・六本木の大規模都市開発
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2017年に「GINZA SIX」が開業したことが話題の銀座エリアでは、さらに交通網と宿泊施設を増やすように開発が進められています。臨海地域を結ぶ地下鉄「新銀座駅」によりエリア全体を整備しようという動きが広まっています。日比谷エリアでは「新日比谷プロジェクト」が進行。三信ビルディングと日比谷三井ビルディングの跡地を再開発し、複合施設を設けます。
大手町・八重洲エリアで注目したいのは八重洲の地下バスターミナルや、3つの超高層ビル開発です。それぞれが250m級の高層ビルということで、完成すれば八重洲口付近の景観が変わると言われています。