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投資において大切なのはライフプランを立てること。ライフプランを立てて成功した方の例も紹介します。
不動産投資に失敗してしまう方の多くが「なんとなく儲かりそうだから」と始めてしまった人達です。
投資に成功する方の多くは「老後の資金のため」「収入の柱を増やすため」「子供の将来のため」と、始める目的がハッキリしています。一方で失敗する方の多くは「なんとなく儲かりそう」「稼ぎたい」といったあいまいな目的を持ち、ただ「買いたい」という気持ちが先走っています。
このような場合、目先の「良い話」に振り回されやすく、お金になりそうな物件に飛びついてしまいます。利回りが良い物件でも入居率が悪く、将来的にやめておいた方が良い物件でも、「儲かります」という言葉だけで購入して失敗してしまうのです。不動産投資を始めて1軒目でこのような投資をしてしまうと、次に収益が出る物件を購入する余裕がない方は、取り返しがつかなくなることもあります。
不動産投資の利回りは「年間家賃収入÷物件価格」です。短絡的な見方をすると利回りが良い方が元本回収が早くなるので良いように見えますが、長期的な見方では不動産投資をライフプランに組み込むことで、当初の利回りだけでは見えてこなかったメリットも手にいれることができます。
例えばAさん(40歳)は子供が産まれたのをきっかけに不動産投資用マンションを購入。毎月の収支は-5,000~15,000円程度で、保険に加入していると思って保有し続けます。65歳での残高が約1,000万円。定年時に受け取った退職金で一括返済をします。すると毎月まるまる家賃収入を得ることができ、1,000万円の元金に対して年間72~84万円のリターンが手に入ります。計算すると年間利回りは7.2%~8.4%と十分。
このようなケースでは「現役時代は保険」「定年退職後は現金の運用先」として不動産投資が活用されていて、ライフプランと組み合わせることで成功しています。
一方でライフプランを立てなかったために、過剰投資に陥るケースもあります。そうならないために、自分のライフプランをしっかり立てておきましょう。30歳代では「マイホーム取得用積立で頭金づくり」、40歳代では「一戸建て購入・住宅ローン繰り上げ返済・借り換え」、50歳代では「子供の独立・退職後の資金計画」、60歳代では「相続の発生・マイホームのリフォーム」など。
このようなライフプランを一緒に考えてくれる不動産投資会社を選ぶことで、失敗を防ぐことができます。ライフプランニングをお客様と3~4回会いながらしっかりと考え、それから物件紹介を行ってくれる会社もありますので、会社選びの指標の一つにすると良いでしょう。